ある小さな国家オルダタの有する小さな島、カペーオ島。
主人公はその島の孤児院に住む二人、セオとキュール。
大の親友同士の二人は、いつものように穏やかな島の日常を過ごしていた。
だが、その島で突如として原因不明の病がはやりだす。



キュール
本名キュレアンス。本来気が弱く、泣き虫な性格だが、気力でそれをカバーしようとしている。自分の将来は島にささげようと誓っている。

セオ

本名セイオード。キュールといつも行動を共にしている。その時の感情に正直で、きつい言葉をいいがち。本国で一旗あげる野望を持つ。

オズワルト=ディオール
愛称オズ。ネズネエラの付き人をしている三等文官。おっとりした性格で、人の気持に同調しがち。島に派遣官隊の一人として来る。



フォービアン=ブルーア

孤児院を一人できりもりする先生。元文官であり、文官長とは昔の知り合い。セオとキュールを文官にしようと、本国に対して推薦した。

ネズネエラ=シャスコー
愛称ネネ。若くして一等文官にまでなった秀才。民政を総合的に手がけ、ロゼオールを補佐している。オズワルトはかわいい部下である。


ロゼオール=ウェンディ
オルダタ国王の右腕というべき文官長であり、文官省の頂点に立つ。ネズネエラの上司であり、オズワルトを島に送り込んだ。


マフィーション=コーネイ
文官長の対となる武官長を務め、オルダタの武力を支配している。極端な政策を進言する事が多く、たびたび文官長と意見が敵対する。


メイセーニ=オルダタ
オルダタの3代目国王。家臣の意見をよく取りいれ、オルダタを急速に発展させた名君といわれる。

ベィティオス=デオドナ
カペーオ島に宮廷から送り込まれた派遣官隊を指揮する、現場司令官。官位は二等武官。オズワルトの、島での上司。